国営公園とは。国が整備した都市型の自然空間。レクリエーションとふれあいの場

国営公園とは
国営公園とは、国土交通省が都市公園法に基づいて設置・整備・管理する広域的な都市公園です。
国営公営の設置基準は、災害時に広域的な災害救援活動の拠点となるものとして国が設置する都市公園であること、また、良好な自然的条件や歴史的意義を有する土地が有効に利用されるように配慮し、多様なレクリエーションの需要に応ずることができるよう国が設置します。
このように、自然や歴史的背景を活かしつつ、平常時は人々の憩いや学びの場として、非常時には広域的な災害対応の拠点としての役割も担うのが国営公園の特徴です。
それぞれの魅力と役割を理解することが重要
国営公園と国立・国定公園は、単に「管理者が違う」「自然保護の度合いが違う」といった表面的な違いだけでは容易には説明しきれない、それぞれの社会的・文化的な役割があります。
国営公園では、整備された遊歩道や芝生広場、アスレチックなどが備えられており、季節ごとのイベントや花の名所としても知られ、多くの来園者でにぎわう場所です。国営公園がある事で、都市に住む人々が、短時間で自然や日本の文化・歴史にふれることができます。
日本の国定公園を知ろう
日本には、北から南まで複数の国営公園が存在します。以下では各地にある国営公園を紹介します。
- 滝野すずらん丘陵公園(北海道) – 昭和58年7月開園
- 国営みちのく杜の湖畔公園(宮城県) – 昭和58年7月開園
- 国営ひたち海浜公園(茨城県) – 平成3年10月開園
- 国営武蔵丘陵森林公園(埼玉県) – 昭和49年7月開園
- 国営昭和記念公園(東京都) – 昭和58年10月開園
- 国営東京臨海広域防災公園(東京都) – 平成22年7月開
- 国営アルプスあづみの公園(長野県) – 平成16年7月開
- 国営越後丘陵公園(新潟県) – 平成10年7月開園
- 国営木曽三川公園(岐阜県) – 昭和62年10月開園
- 淀川河川公園(大阪府) – 昭和52年3月開園
- 国営飛鳥・平城宮跡歴史公園(奈良県) – 飛鳥区域:昭和49年7月 平城宮跡区域:平成4年11月
- 国営明石海峡公園(兵庫県) – 平成14年3月開園
- 国営備北丘陵公園(広島県) – 平成7年4月開園
- 国営讃岐まんのう公園(香川県) – 平成10年4月開園
- 海の中道海浜公園(福岡県) – 昭和56年10月開園
- 国営吉野ヶ里歴史公園(佐賀県) – 平成13年4月開園
- 国営沖縄記念公園(沖縄県) – 海洋博覧会地区:昭和51年8月 首里城地区:平成4年11月
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